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2012年5月29日火曜日

さくらVPSのUbuntuを10.04から12.04にアップデート

さくらVPSのUbuntu10.04アップデートメモです。
ポイントは2点。
  1. grubの設定アップデートを確実に
  2. resolv.conf自動生成の再設定

1. grubの設定アップデートを確実に

Ubuntuのアップデートは、基本的には
sudo do-release-upgrade -d
を実行後、ひたすらYesで問題はありません。が、唯一grubの設定だけはさくらサーバ向け(VPS向け?)設定をしておかないとreboot後立ち上がりません。
(grub promptがさびしく表示される事になります)

このgrubの設定とは

  1. "grubを最新にする" or" 既存のままにする"など4択ぐらいの選択肢が出た際、上位2つのどちらかを選択します。
  2. "Continue without installing GRUB?"と聞かれますので、ここで"No"を選択します。
  3. その後、grubのインストール先を聞かれるので、"/dev/vda"を選択します。


参考: http://d.hatena.ne.jp/tilfin/20120330/1333108053


2.  resolv.conf自動生成の再設定


アップデート後、普通に再起動させると名前が引けなくなっていると思います。原因は、/etc/resolv.conf設定が消えているためです。

Ubuntuは、resolv.confを起動スクリプトでごにょごにょ置き換える仕組み(/etc/init/resolvconf.conf)を導入しているようなのですが、その際使用する設定値が消えているために本現象が起きています。よって、これを再設定します。

設定するファイルは"/etc/resolvconf/resolv.conf.d/base"
内容は
---
search sakura.ne.jp
nameserver 210.188.224.10
nameserver 210.188.224.11
---
再起動、または再読み込み("sudo resolvconf -u")すれば、/etc/resolv.confが復活します。


参考: http://blog.libero-tecnologia.net/?p=6